「業務改善助成金」につきましてご紹介させていただきます。

佐々木税務会計事務所のホームページブログをお読みいただきありがとうございます。
所長の佐々木です。

7月24日の中央最低賃金審議会にて、2024年度の最低賃金の目安を全国平均で時給1,054円になることが決まりました。
上げ幅は50円で、2023年度の43円を上回って過去最大となっております。

ちなみに東京都の最低賃金は1,163円になる予想です。

経営者の方々におかれましては、物価高騰が続く中で更なる経費の増大となり、経営面に大きな影響が起きる事象かと存じます。
限られたリソースで事業を行っていく上では「業務効率化、人員の有効活用」が必須事項であり、そのための設備投資も検討すべきかと思われます。

そこで今回ご紹介するのが「業務改善助成金」です。

業務改善助成金のご紹介

本助成金は簡単に申し上げますと、従業員の賃金を30円～90円引き上げると、
設備投資を行った際の費用の補助を受けることが可能です。（最大600万円）

設備投資の内容としては、「生産性向上・労働能率の増進に資する設備投資等」となっており、
宿泊業や飲食業ではPOSレジ、自動精算機などが該当し、美容業ですとシャンプー台や脱毛器も対象となります。

最低賃金は引上げは10月1日に行われます。
言い方は悪いですが、どうせ賃金を上げるのであればその前に引上げを行ってしまい、助成金を受給するのはいかがでしょうか？

10月1日以降に本助成金を活用しようとすると、ベースとなる賃金は改定後の賃金になってしまいます。
例）30円の引上げを行う場合
東京都1,113円→1,143円（2024年10月1日以前に申請）
東京都1,163円→1,193円（2024年10月1日以降に申請）
同じように助成金を申請するのでも上記のように大きな差が生まれますので、今のうちに申請するのが良いかと思われます。

今回ご紹介しました「業務改善助成金」にご興味がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

※弊所では申請の際に作成する必要のある申請書の作成支援のみ対応しております。
申請後の就業規則の改定やその他手続きに関しては、ご自身で行うか社労士の方にご依頼ください。