皆さんこんにちは。
2022年7月1日(金)より、事業再構築補助金第7回公募が開始しました。
公募期間は7月1日(金)~9月30日(金)18:00までです。
第7回公募より、「原油価格・物価高騰緊急対策枠」(緊急対策枠)という特別枠が登場します。
こちらは近年のウクライナ情勢の緊迫化等による原油価格・物価高騰等により業況が厳しい中小企業に対して支援を行うための特別枠です。
それ以外の枠については第6回と同様で、
①「通常枠」
②「最低賃金枠」・・・最低賃金引上げの影響を受け、その原資の確保が困難な特に業況の厳しい事業者に対する支援
③「回復・再生応援枠」・・・引き続き業況が厳しい事業者や事業再生に取り組む事業者に対する支援
④「大規模賃金引上枠」・・・多くの従業員を雇用しながら、継続的な賃金引上げに取り組むとともに、従業員を増やして生産性を向上させる事業者に対する支援
⑤「グリーン成長枠」・・・研究開発・技術開発又は人材育成を行いながら、グリーン成長戦略「実行計画」14分野の課題の解決に資する取組を行う事業者に対する支援
となっています。
詳しくはHPをご覧ください。https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
また、6月に第5回公募の結果が発表されました。
応募件数:21,035件
採択件数:9,707件
となっており、採択率は46.1%でした。
第4回公募の採択率が44.8%でしたので、1.3%向上しております。
申請をする上で気になる採択率ですが、是非皆様に知ってい頂きたいポイントがあります。
それは採択率は「枠」により大きな違いがあるということです。
46.1%という数字は全ての「枠」合計の採択率となっています。
一番応募の多い、「通常枠」に絞って見てみると、
応募件数:16,185件
採択件数:6,441件
で、採択率は39.8%となり、40%を切る数値まで下がってしまいます。
しかし、通常枠に次いで応募件数の多い「緊急事態宣言特別枠」(現在の回復・再生応援枠)は、
応募件数:4,509件
採択件数:3,006件
と、採択率は66.7%と、通常枠を大きく上回る数値となっています。
また、「最低賃金枠」は
応募件数:306件
採択件数:243件
で、採択率は79.4%と非常に高い数値になります。
このように事業再構築補助金は「枠」により、採択率が大きく異なってきます。
補助上限金額などの制限がありますので、全ての方に言えることではありませんが、通常枠以外に自社に合う枠がある場合はそちらを選んで申請することをお勧めします。
今後申請を検討されている方はご検討頂ければ幸いです。
佐々木税務会計事務所では、事業債構築補助金第7回公募についても支援を行っておりますので、お気軽にご相談ください。