感染症・ウクライナ情勢・円安等に対応した融資制度が登場

皆さんこんにちは。

昨今、中小企業を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症だけでなく、ウクライナ情勢の変化や円安などの影響もあり、不透明な状況が続いています。経営悪化要因についも複雑化・複合化し、今後も様々な影響が懸念されています。

そこで東京都では上記問題に対応した融資制度が登場いたしました。

※東京都以外でも同様の支援を行っております。詳しくは各都道府県のHPをご覧ください。

以下、東京都の制度概要となります。

〇対象企業は以下のいずれも満たす中小企業

  • 「新型コロナウイルス感染症」「ウクライナ情勢」「円安」のいずれかを発端として事業活動に影響をうけていること
  • 「最近3カ月間の売上実績」又は「今後3カ月間の売上見込」が直近同期比10%以上減少

〇融資利率

  • 1.5%以内~2.2%以内

〇融資限度額

  • 1億円

〇資金使途

  • 運転資金・設備資金

〇融資期間

  • 10年以内(うち据置2年以内)

また、本融資制度は「保証料補助」と「利子補給」があります。

〇保証料補助

  • 8千万円まで:全額
  • 8千万円超 :3/4

〇利子補給

  • 融資実行後1年間の利子を1/2補給

8千万円まで保証料が全額補助されるのは中小企業にとって非常に大きいことかと思います。

民間金融機関から資金を調達する場合の多くは、保証協会付となりますが、その際にネックとなるのが、保証料です。

その保証料が全額補助されるのであれば、プロパー融資と変わりませんので融資を検討されている方は申請をお勧めいたします。

 

 

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